コラム Column
止まらないバイトテロへの対策ポイントは
“自分ごと”化

SNSを舞台に、世間を大きく騒がせているバイトテロ。従業員の常軌を逸する行為が、店舗のイメージを悪化させ、運営会社の事業に悪影響をもたらしています。今回はバイトテロの発生理由や被害の内容、予防策などをご紹介します。

バイトテロとは?

従業員による特定の行為がSNSに投稿され、炎上に発展する現象です。同僚や友人に向けたつもりの投稿が、第三者によって発見され、ネガティブな反応として広がっていきます。店舗内の什器や食材等を利用した、不衛生な行為や問題行為が目立ちました。現在では飲食店や小売店に限らず、業務中のあらゆる不適切行為が暴露され、「●●社が炎上中」という見出しのニュースが目立つようになりました。

●バイトテロが起きる理由

スマートフォン社会では、あまりにも簡単に投稿ができるため、SNSに対するユーザーの危機意識が低下しています。不特定多数の利用者が閲覧するとしても、過度な情報公開が行われているようです。炎上騒動を起こした人物は、報道記事などで「仲間うちだけの悪ふざけのつもりで限定公開したのに、第三者によってTwitterに転載されてしまい、炎上した」とコメントしています。

●バイトテロはなぜこれほど拡大するのか

まず考えられるのが、SNSの持つ情報共有の特性によるものです。Twitterなどの拡散されやすいSNSによって、炎上騒動が瞬く間に広がります。次に影響を与えているのは、バイトテロ情報を収集する層の存在です。「特定班」などと呼ばれ、情報の集約や分析に長けています。バイトテロまがいの投稿を発見した場合、関連する情報をインターネット上で見つけ出し、組み合わせることで、その店舗や個人情報を特定してしまいます。最後に報道機関の影響。過去の騒動でも、炎上ニュースの増加と拡散によって、ネガティブな話題が最大量になりました。

●店舗・企業が受ける被害の大きさ

バイトテロによって店舗や企業が被る被害は、思いのほか甚大です。

例えばコンビニエンスストアや飲食チェーン店のフランチャイズ契約を解除されて、休業あるいは廃業するケースや、営業停止によって店舗の存続にかかわる深刻な事態に陥るケースがあります。店舗の情報が露出し、店長が個人的な損害を被る場合もあります。バイトテロ被害の後には、現状復帰のための想定外のコストが発生します。設備の消毒や交換、店内の衛生対策など、企業にとっては大きな負担です。悪評や誹謗中傷、風評被害が起これば、来店客が減少して売上も低下するかもしれません。このような経済的な悪影響が続くことにより、廃業に追い込まれる店舗もありました。

店舗や企業のブランドイメージが低下するリスクもあり、バイトテロはもはや企業にとって対岸の火事とは言えない、重大な事象となってきました。

バイトテロを防ぐには?

「バイトテロは自社でも起きる可能性がある」という視点のもと、まずはSNSでのリスク分析や自社名のモニタリング活動を推奨します。その結果、火種となるリスクやハザードが見つかるかもしれません。コンプライアンスの認識不足や社内ルールの未整備、あるいはルール違反、教育不足など、多くの課題が浮き彫りになります。リスクへの備えは、この際に内部の課題を改善する、良い機会にもなります。

炎上騒動で露呈した問題は、氷山の一角に過ぎません。店舗あるいは会社全体にわたって、改善すべき問題が潜んでいる危険性があります。

企業全体で考える効果的なバイトテロ対策

このコラムの最後に、企業全体で考えておきたいバイトテロ対策をご紹介します。

●従業員にSNSリスクの重大性を理解させる

現行のコンプライアンス教育等と並行して、SNSリスク教育を行い、そして炎上騒動の影響を理解させることが必須です。炎上ケースを基にしたディスカッション、外部講師によるSNSリスクの勉強会、SNSリスクの洗い出し、店舗ごとの現状把握、入店時のアルバイト教育の見直しなど、全社プロジェクトとしてのリスク対策を検討しましょう。ポイントは「自分ごと」としての認識の醸成です。

●バイトテロ発生時の企業対応

万が一、自社のアルバイト店員が当事者になった場合は、社内の各部門が連携し、事前に定めた対応方針に基づいて行動します。①現状のリスク分析、②リスク情報の継続的なモニタリング、③リスク情報の共有、④対応の決定を迅速に行います。

炎上を自分ごとにとらえるための疑似体験

バイトテロをはじめとした、企業が原因となる炎上リスク。自社が体験しない限り、重大性を自覚するのが難しいかもしれません。発生頻度は少ないとしても、発生した場合の被害が想定されます。

リリーフサインが提供するSNSリスク予防プログラム「働くひとのための炎上防災訓練」は、業務中に炎上を起こしてしまった、あるいは巻き込まれてしまった場合の怖さを、直観的に理解できるように構成しています。このEラーニングを受講することで、アルバイト店員や従業員のSNSリスク意識が高まります。どのような行為が炎上の火種になるのか、どのような過程で騒動が広がるのかを疑似体験することが可能です。

このような仕組みで炎上を「自分ごと」として理解することで、普段の行動やSNS利用により一層の注意を払うようになり、炎上リスクの軽減につながります。実体験型のSNS研修によって、コンプライアンス意識の向上に役立てていただきたいと考えます。

リリーフサインでは教育訓練だけではなく、バイトテロ発生を感知するモニタリングや全社的な対応マニュアルの整備等もご支援しています。まずはご相談ください。

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